抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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歴史文化をいかしたまちづくりのこれまでと未来について論じた。文化財保護は,地域の視点による文化遺産の発掘や文化財行政の地方分権の方策として展開し始めた。文化財の既存の5カテゴリー(有形・無形・民俗・記念物・文化的景観・伝統的建造物群)の組合せでは説明がつかない遺産の捉え方と保護の思想が,遺産の周辺環境と一体的な保存・保全・活用のあり方に示唆を与えた。文化財行政で取り組みきれない部分を都市計画や景観法との連携によって展開し,都市政策として遺産マネジメントに取り組むべき時代へ移行しつつある。改訂「国際文化観光憲章」は,遺産の重要性が理解されるように積極的にアクセスし解説する管理手法を遺産保護と遺産観光の主要な目的に据えた。日本の保護行政にも大きく影響している。