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J-GLOBAL ID:201202210330781574   整理番号:12A0868520

定期的な浸水草地における土壌メタン生成細菌の多様性及び活性に及ぼす長期自由空気CO2濃縮の影響

Effect of long-term free-air CO2 enrichment on the diversity and activity of soil methanogens in a periodically waterlogged grassland
著者 (5件):
資料名:
巻: 51  ページ: 96-103  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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大気CO2濃度が上昇するにつれて,研究者は植物バイオマス及び多様性の同時変化を確認し,これが土壌に入る有機炭素の質と量を変えると仮定した。無酸素性土壌では,CH4は有機炭素分解の最終産物であり,系の末端電子シンクである。一部の土壌(例えば湿地)は常時浸水し,したがって永久CH4 源を構成するが,他(水成土)は時折水で飽和され,純CH4源又はシンクとして交互に作用する。メタン発酵は最終的に土壌有機炭素に依存するので,本研究は後者の長期変化が前者のタイプ及び大きさに変化を起こすと仮定した。これを検証するために,ギーセン(ドイツ)の実験自由空気炭酸ガス濃縮化(FACE)地点で湿潤土的温帯草地土壌におけるメタン生成潜在性及び群集に及ぼす10年の大気CO2 濃縮の影響を調査した。全土壌がメタン生成潜在性を示す一方で,本研究は20又は30%増加大気CO2に曝した土壌におけるCH4生産速度,ラグタイム,メタン生成経路,多様性又は個体群の大きさに有意な変化を検出しなかった。本研究の発見は,土壌のメタン生成潜在性及びメタン生成群集は少なくとも10年の時間的スケールでは大気CO2 濃度の変化に非感受性であることを示唆する。したがって,本研究結果を他の一時的浸水又は湿地生態系にも推測するならば,上昇したCO2の下でしばしば観察されるCH4放出増加は生存根及び生のリター分解増加による不安定炭素投入の増加によるものであり微生物個体群特性のシフトによるものではない。これは,地球的CH4 放出に及ぼす上昇CO2の地球的影響をモデル化し推定することを容易にする。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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土壌生物  ,  微生物に対する影響 
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