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J-GLOBAL ID:201202210817482696   整理番号:12A0563075

Drosophila melanogaster幼虫における乾燥ストレスのインディケーターとしてのトレハロース:無水生活の有望なマーカー

Trehalose as an indicator of desiccation stress in Drosophila melanogaster larvae: A potential marker of anhydrobiosis
著者 (3件):
資料名:
巻: 419  号:ページ: 638-642  発行年: 2012年03月23日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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世界の気候変化の最近のシナリオにおいて,周囲を取り巻く気温と湿度のレベルの変化にさらされる生物相に対する主な環境ストレスの1つとして乾燥が考えられている。本研究では,その生息地がしばしば確率的そして/或いは季節的に悪化する乾燥状態になることから,全世界の陸上昆虫であるDrosophila melanogasterを湿度感受性生物学的インディケーターモデルとして選択した。著者らは,研究室条件で乾燥ストレスにさらすことによって,D.melanogaster幼虫の無水生活について初めて報告する。幼虫を,比較湿度5%以下で10時間乾燥させ,無水生活にして,その後水分補給をして生き返らせ,活性な代謝を回復させることができた。FTIRとHPLC分析により見出されたように,著者らの知見は,乾燥した幼虫内でトレハロースの合成と蓄積を強く示していた。生化学的測定から,トレハロース-6-リン酸合成酵素とトレハラーゼ酵素と協調して調整される乾燥応答トレハロース代謝経路が指摘された。さらに,特異的トレハラーゼ阻害剤デオキシノジリマイシンを使用した阻害剤に基づく実験アプローチにより,D.melanogasterの幼虫無水生活におけるトレハロースの中心的役割を実証した。それゆえに著者らは,トレハロースがDrosophilaの無水生活の評価のマーカーとなりうることを提起する。本知見は,このように気候変動の環境バイオモニタリングの緊急なニーズを満たすための特殊なバイオインディケーター生物の新規生化学的マーカーとして,増加中のリストに加えられる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物生理一般  ,  動物に対する影響 
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