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J-GLOBAL ID：201202210839609193   整理番号：12A1681829

SecA2が媒介する蛋白質輸送に関して出現したテーマ

Emerging themes in SecA2-mediated protein export

著者 (2件)： FELTCHER Meghan E. (Univ. North Carolina at Chapel Hill, North Carolina, USA) ,  BRAUNSTEIN Miriam (Univ. North Carolina at Chapel Hill, North Carolina, USA)
資料名： Nature Reviews. Microbiology  (Nature Reviews. Microbiology)
巻： 10  号： 11  ページ： 779-789  発行年： 2012年11月 
JST資料番号： W1394A  ISSN： 1740-1526  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細菌では,外に輸送される蛋白質の大部分は,保存された一般的な分泌(Sec)経路により細胞膜を通過する。このSec経路はすべての細菌に存在し生存に不可欠である。Sec経路のエネルギーは必須ATPアーゼのSecAにより供給される。マイコバクテリアおよびListeria,Staphylococcus,Streptococcusを含むいくつかのグラム陽性菌がSecA1とSecA2の2つのSecA蛋白質を有していることが明らかになった。SecA1とSecA2は互換性が無く,それぞれが特異的な機能を果たしている。SecA1は必須で,大部分の蛋白質の正統なSec経路での輸送を行う。一方,SecA2は除去可能で,少数の蛋白質の輸送を行う。多くの病原菌では,SecA2により輸送される蛋白質は病原性と関連している。さらに,SecA2系は2つのタイプSecA2-SecY2系とSecA2のみの系があることが,最近明らかになった。SecA2-SecY2系とSecA2のみの系に関する最近の知見について記した。今後,SecAの研究で行われた様な構造的,生化学的,in vitroでの再構成研究により,SecA2のメカニズムに関する疑問が解決されるだろう。また,SecA1とSecA2の構造的な差異の比較,およびSecA2-SecY2系のSecA2とSecA2のみの系のSecA2の比較も有効であろう。

シソーラス用語： *膜タンパク質 ,  *ATPアーゼ ,  グラム陽性菌 ,  細胞内輸送 ,  *細菌タンパク質 ,  細胞分泌 ,  病原性 ,  細胞膜
準シソーラス用語： *SecA2蛋白質 ,  SecA蛋白質 ,  SecY2蛋白質 ,  蛋白質輸送

分類 (2件)： 微生物生理一般  (EG03051L) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (2件)： 蛋白質輸送 ,  テーマ