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J-GLOBAL ID：201202210842658855   整理番号：12A1290900

「絶縁性」向上のためのマテリアル 窒化アルミフィラーを用いた複合材料の絶縁・放熱特性について

著者 (3件)： 宮田建治 (電気化学工業 渋川工場) ,  山縣利貴 (電気化学工業 渋川工場) ,  蛭田和幸 (電気化学工業 渋川工場)
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 12  号： 5  ページ： 28-31  発行年： 2012年08月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 絶縁性と高熱伝導性を併せ持つセラミックスの粉末(フィラー)を,柔軟性と強靭性を有する誘起樹脂中に充填し,それぞれの特性を組み合わせた複合材料について,放熱性と絶縁性の両立という相反機能の発現のための素材検討の一例を紹介した。フィラーに耐湿処理を施した窒化アルミを用い,マトリックス樹脂として,熱硬化性のエポキシ樹脂及び芳香族アミン樹脂を用いた複合材料では,フィラー充填率73vol%で熱伝導率の停滞ならびに絶縁性の低下がみられた。しかし,フィラーの熱伝導率の違いにより,得られる複合材料の熱伝導率は,アルミナフィラーのものと比して約2倍まで向上した。

シソーラス用語： *窒化アルミニウム ,  セラミック ,  *高分子有機-無機ハイブリッド ,  柔軟性 ,  靱性 ,  エポキシ樹脂 ,  *熱伝導率 ,  *充填剤 ,  微粉体 ,  複合材料 ,  *電気絶縁
準シソーラス用語： 強靱性 ,  *フィラー【微粉体】

分類 (1件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U)

引用文献 (7件)：

• 1) N. Tsutsumi, J. Polym. Sci., Part B, Polym Phys. 29, (1991) 1085
• 2) P. Bujard, Proceedings of SEMI-THERM 1989, San Diego, Feb 7-9, IEEE, (1989), p. 126
• 3) Y. Nagai, Journal of the Ceramic Society of Japan, 105, (1997), 3, 197-200
• 4) J. C. Maxwell, Oxford, Univ. Press. London, (1873), p365
• 5) D. A. G Bruggeman, Ann Phys, 24, (1935), 636-679

タイトルに関連する用語 (7件)： 絶縁性 ,  マテ ,  窒化アルミ ,  フィラー ,  複合材料 ,  絶縁 ,  放熱特性