抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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CIS系薄膜太陽電池の現状は,世界的に見れば「研究開発段階から商業化への移行期」にある。CIS系は,小面積(1cm
2以下)単セルでは唯一20.3%を達成しており,結晶系Si太陽電池に性能面で唯一競合できる薄膜太陽電池と期待されている。CIS系の製造プロセスが結晶系Si太陽電池モジュール工程の約半分であることから,「モジュール効率16%」で商品化できれば,現状の太陽光発電市場を独占する多結晶Si太陽電池モジュールの効率範囲(13-15%)を超えて,ハイエンドグループの発電量と競合できることになる。CIS系薄膜太陽電池の販売分野は,住宅用屋根向け,工場などの産業用屋根置き型,地上設置型メガソーラなど,全ての分野をカバーする。海外では「数十から百数十MW規模の太陽光発電所事業の時代」に突入し,米国カリフォルニア州に2013年に完成予定の150MW規模の太陽光発電所向けに,IS系薄膜太陽電池を納品する契約がなされている。