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J-GLOBAL ID：201202210988657966   整理番号：12A0542649

熱安定化ナノ結晶炭酸ヒドロキシアパタイトのX線ピークのブロード化およびin vitro溶解研究

X-ray Peak Broadening and in-vitro Dissolution Studies of Thermally Stabilized Nanocrystalline Carbonated Hydroxyapatite

著者 (4件)： PAVANKUMAR K. (National Inst. Technol., Tamilnadu, IND) ,  VENKATESWARLU K. (National Inst. Technol., Tamilnadu, IND) ,  RAMESHBABU N. (National Inst. Technol., Tamilnadu, IND) ,  MUTHUPANDI V. (National Inst. Technol., Tamilnadu, IND)
資料名： Key Engineering Materials  (Key Engineering Materials)
巻： 493/494  ページ： 739-745  発行年： 2012年 
JST資料番号： D0744C  ISSN： 1013-9826  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 合成ヒドロキシアパタイト(HA)は代用骨として広く用いられているが,生物学的HAには,炭酸塩,マグネシウム,フッ化物などのような他のイオンが含まれており,その中で炭酸塩が最も多く含まれており,合成HAとはその化学組成が異なる。これより炭酸HAの方が,純粋なHAよりも生体活性に優れることが予想される。しかし炭酸塩HAは熱安定性が劣ることが分かっている。そこで本研究では,この炭酸HAの熱安定性を改良するべく,HAの炭酸塩およびケイ酸塩両方による共置換を試みた。水酸化カルシウム,リン酸水素アンモニウムおよび炭酸カルシウム,酢酸ケイ素を原料にマイクロ波合成法によりヒドロキシアパタイト(HA),炭酸置換ヒドロキシアパタイト(1CHA),炭酸塩とケイ酸塩を共置換したヒドロキシアパタイト(1C1SiHA)を合成した。その結果次の知見を得た。1)1CHAでは,点欠陥が増加し,熱安定性が低下する。2)1C1SiHAでは,電気的中性点欠陥濃度が少なく,熱安定性が改良される。3)HAに比べて,置換によって結晶粒径が小さくなり,転位密度が増加しin vitro溶解性が増す。

シソーラス用語： *ヒドロキシアパタイト ,  ナノ結晶 ,  *炭酸塩 ,  *ケイ酸塩 ,  水酸化カルシウム ,  リン酸水素アンモニウム ,  炭酸カルシウム ,  ケイ素化合物 ,  カルボン酸塩 ,  脂肪族カルボン酸 ,  化学合成 ,  マイクロ波加熱 ,  置換 ,  *熱安定性 ,  点欠陥 ,  粒径 ,  転位密度 ,  溶解 ,  in vitro実験 ,  *燐灰石
準シソーラス用語： *マイクロ波合成 ,  酢酸ケイ素 ,  酢酸塩

分類 (2件)： 医用素材  (GA05040H) ,  合成鉱物  (CD01040K)

物質索引 (1件)： テトラアセトキシシラン

タイトルに関連する用語 (7件)： 熱安定化 ,  ナノ結晶 ,  炭酸 ,  ヒドロキシアパタイト ,  X線 ,  溶解 ,  研究