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J-GLOBAL ID:201202210991316983   整理番号:12A1187517

in vivoでの別個の皮質抑制性ネットワークによる割り算と引き算

Division and subtraction by distinct cortical inhibitory networks in vivo
著者 (4件):
資料名:
巻: 488  号: 7411  ページ: 343-348  発行年: 2012年08月16日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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脳回路は,ネットワーク内部で相互作用する特定のニューロンのサブクラスを介して情報を処理する。そうした相互作用の解明には,機能している回路内で特定の細胞群を活動させたとき,ほかがどのように働くかモニターする必要がある。今回我々は,in vivoの視覚皮質において,光を2方向に使って回路を検証する新しい実験法を用い,知覚処理のさなかに抑制性ニューロンの異なるサブクラスを調節することの計算論的な意味付けを行った。その結果,細胞体を標的とするパルブアルブミン(PV)発現性のニューロンは,視覚刺激の選択性を保存したまま応答を割り算するのに対し,樹状突起を標的とするソマトスタチン(SOM)発現性のニューロンは,興奮性応答から引き算をし,選択性を高めていることがわかった。in vivoでの細胞付着可視化記録からも,PVニューロンによる割り算は応答の利得を変え,SOMニューロンによる引き算は応答レベルを動かすことが示される。また,多くの標的細胞をスキャンしながら,同定されたニューロンを刺激すると,個々のPVあるいはSOMニューロンは,その投射フィールドのうち,特定のニューロン群だけに機能的に働きかけていることがわかった。これらの知見は,抑制性ニューロンの異なるサブクラスが,皮質の情報演算において相異的かつ相補的な役割を持つことの直接証拠となる。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (1件):
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中枢神経系 
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