抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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グリッドコンピューティング・パラダイムのような現代の協調システムは,ユーザとプラットフォームとの間でのリソース共有を提供する能力を持っている。協調は,バーチャル組織(VO)の参加者たちの間で透明な方法でおこなわれる必要がある。ひとつのVOは数百のユーザと多様なリソースとで構成される可能性がある。協調を成功させるには,必要な重要性要求のリストが満たされなければならない。すなわち,ドメイン間での協調,協調中における環境のセキュリティ保証,リソースに対する使用制約を強化する能力,および容易で効率的な方法でのセキュリティポリシーの管理である。本稿では,domRBACと名付けられた協調アプリケーションのための強化型役割ベース・アクセス制御モデルを提案した。これはANSI INCITS 359-2004アクセス制御モデルに基づいている。domRBACは,各ドメインで強化されセキュリティのある相互運用下で協調をサポートする必要のあるセキュリティポリシーを分化する能力を持つ。単純なリソース使用管理の適用能力を提供するために,文脈情報に沿った基数制約が初めて役割ベース・アクセス制御モデルに組み込まれた。さらに,セキュリティのある相互運用が,役割割当中に自動的かつリアルタイムに協調ドメイン間で保証される。その上,domRBACは,RBACアプローチとして,管理の容易性などその全ての長所を内在的に継承し,後者とのデューティー関係性の分離も複数ドメインでサポートされる。概念証明として提案したアクセス制御モデルの定義に基づくシミュレータを実装化して実験研究を実施し,本アプローチの実現性と性能を示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.