文献

J-GLOBAL ID：201202211107424979   整理番号：12A0662288

地下水・土壌の重金属汚染における土壌・粘土・鉱物の扱い

Soil, Clay and Minerals on Metals Contaminated Groundwater and Soil

著者 (1件)： 伊藤健一 (宮崎大 国際連携セ)
資料名： 粘土科学  (日本粘土学会誌)
巻： 50  号： 3  ページ： 144-153  発行年： 2012年03月30日 
JST資料番号： G0435A  ISSN： 0470-6455  CODEN： NEKAAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地下水は古くから病原菌等が少ないため安全な飲用水として利用する為,水質汚濁が発生すると人の健康や環境に深刻な被害を及ぼす可能性が高い。土壌は大気や水に比べ高濃度の有害物質を保持する為,地下水や大気に有害物質を放出する可能性が高い。国民の健康を保護するため日本は平成15年に土壌汚染対策法を制定し,特定有害物質に3種類,25項目の基準値を設定した。鉱山地域や熱水変質地帯,平野の河成堆積層を掘削する道路工事やトンネル工事は,掘削土内の重金属濃度が基準値を超過する場合も多い。土壌や粘土,鉱物と重金属による土壌汚染の関係を解説し,汚染防止対策にヒ素や鉛など重金属を吸着する粘土鉱物が環境親和材料に有用と推奨した。

シソーラス用語： *土壌汚染 ,  *重金属汚染 ,  *地下水汚濁 ,  *粘土鉱物 ,  法規制 ,  鉛 ,  ヒ素 ,  公害対策 ,  吸着剤 ,  掘削土 ,  有害物質 ,  河成堆積物 ,  道路建設 ,  トンネル工事
準シソーラス用語： 基準値 ,  土壌汚染対策法 ,  道路工事

分類 (4件)： 重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  土壌鉱物  (FB04090F) ,  水質汚濁一般  (SB02010U) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (49件)：

• 1) 環境省. 土壌汚染対策法のしくみ. (2009)
• 2) 米田稔. 第15回地下水 土壌汚染とその防止対策に関する研究集会プレワークショップ「環境リスクと地下水 土壌汚染」講演資料, 2009. (2009) p.27-33.
• 3) 土壌汚染対策法. (2002)
• 4) 土壌汚染対策法施行令. (2002)
• 5) 土壌汚染対策法施行規則. 環境省令第29号. (2002)

タイトルに関連する用語 (5件)： 地下水 ,  土壌 ,  重金属汚染 ,  粘土 ,  鉱物