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J-GLOBAL ID：201202211159225923   整理番号：12A0422779

米国で進むビッグデータの活用-ターゲット広告における2つの成功事例-

著者 (1件)： 中村昌義 (NRIパシフィック)
資料名： ITソリューションフロンティア  (IT Solutions Frontier)
巻： 29  号： 3  ページ： 20-21  発行年： 2012年02月20日 
JST資料番号： L5014A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 薄利多売を基本とするネット販売では販促や宣伝活動にも効率化が求められ,広告対象に適合した商品・サービスを紹介するターゲット広告にビッグデータ分析が活用され始めている。本論文では,米国での成功事例として,1)オンラインDVDレンタルサービス企業Netflix社,2)ネット広告配信企業TellApart社の事例を紹介した。1)では月額8ドルで何本でもレンタルできるが,借りて良かったと思う作品が少ないとすぐに退会されてしまうので利用者の好みに合った作品のリコメンデーションエンジンを開発した。レンタル終了後に利用者に作品を5段階評価させ,数百万人の億単位の評価データから作品分類と利用者の機械的な関連付けを行った。また,前記エンジンよりも10%以上効率の高いアルゴリズム開発のコンテスト「Netflix Prize」を行い,Netflixの利用者数を560万人から1000万人に増加させた。2)はその商品を見たのに買わなかった潜在顧客に対するリターゲット広告で急成長しており,広告を表示したWebサイトを訪問した人の履歴データによればクリックする人の比率は通常の0.3%を大幅に上回る3%となった。また,利用料が成功報酬型でシステム投資なく,ビッグデータ分析の恩恵を受けられる利点を示した。

シソーラス用語： *広告 ,  データ解析 ,  *統計解析 ,  事例研究 ,  好み ,  *情報システム ,  中華人民共和国 ,  高速アルゴリズム ,  経歴 ,  投資
準シソーラス用語： ビッグデータ ,  *ターゲット広告 ,  *リコメンデーションシステム ,  中国 ,  履歴

分類 (3件)： 市場調査,広告  (KA06030H) ,  システム・制御理論一般  (IA02010H) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

タイトルに関連する用語 (6件)： 米国 ,  ビッグデータ ,  活用 ,  ターゲット ,  広告 ,  成功