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J-GLOBAL ID:201202211181118332   整理番号:12A0622315

南極湖沼に関する湖底から持ち上げられる浮動菌集団の可能性がある生態学的意味

Possible ecological implications of floating microbial assemblages lifted from the lakebed on an Antarctic lake
著者 (4件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 359-367  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: X0313A  ISSN: 0912-3814  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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菌集団は,大陸南極では湖沼水中の漂流/浮遊,および陸で洗われている状態で見いだされる。2008年1月初期および後期における2つの圃場調査は, これの集団の光利用特性と光合成的応答を測定し,それらは外洋性および深海底の菌群落のそれらと比較され,この現象の生態学的な意味を評価した。栄養素濃度は湖沼水では低く,貧栄養条件を示唆した。顕微鏡分析と色素分析に基づき,浮遊と深海底の群落は,共にOedogonium種(緑藻類)から成り,藍藻類,珪藻類と渦鞭毛虫類が続いた。浮動集団はより安定し,より高密度構造を持ち,深海底の群落より豊かなカロチノイドを所有した。1月の初めに行われた光合成の計測は,浮動集団の活動は,かなり低かった。1月の遅くに,湖岸上のほとんどすべての浮動集団は,外気温度減少による凍結と乾燥のため,白に変わり,光合成的兆候を持たなかった。これらの結果は,以下を示唆した。浮動集団は,光合成によってつくられる気泡のため,湖底から自発的に上昇することができた。それらは浮力に依存して繰り返し,回転するか,反転するか,沈むか,浮く。さらに,この現象は,周囲の生態系へ湖沼の光合成物を輸送することによって,大いに物質の循環を変え,暗地域の深海底の表面下の群落に,極相林の場合の間隙再生など再活性化するための機会を与え,そのうえ, 再沈下によって湖底の最上位で浮動集団が光合成を再開するのを可能にするようっであった。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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生態系 
引用文献 (28件):
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