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J-GLOBAL ID：201202211195899353   整理番号：12A0413943

低架橋度の感温性ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)ゲル球の乾燥散逸構造

Drying dissipative structures of thermo-sensitive gel spheres of poly(N-isopropylacrylamide) with low degree of cross-linking

著者 (4件)： OKUBO Tsuneo (Hatoyama 3-1-112, Inst. for Colloidal Organization, 611-0012, Uji, Kyoto, JPN) ,  SUZUKI Daisuke (Shinshu Univ., International Young Researchers Empowerment Center, 3-15-1, 386-8567, Ueda, Nagano, JPN) ,  SUZUKI Daisuke (Shinshu Univ., Fac. of Textile Sci. & Technol., 386-8567, Ueda, Nagano, JPN) ,  TSUCHIDA Akira (Gifu Univ., Dep. of Applied Chemistry, Fac. of Engineering, 501-1193, Gifu, JPN)
資料名： Colloid and Polymer Science  (Colloid and Polymer Science)
巻： 290  号： 5  ページ： 411-421  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： C0415A  ISSN： 0303-402X  CODEN： CPMSB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 0.5%の低架橋度の感温性ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)ゲル球(20°Cおよび45°Cにおける流体力学的直径が318nmおよび116nm)の乾燥散逸構造を,20°Cおよび45°Cにおいて,カバーガラス,時計皿,およびペトリガラス皿上で観察した。幅広いリングが観察され,そのサイズはミクロゲルの濃度低下と共に減少した。単分散凝集粒子の形成と,それらの規則配列が観察された。この研究は,(a)とぎれとぎれの放射状規則配列線,(b)規則配列リング,(c)網目構造,および(d)凝集粒子の格子状規則配列構造,の微視的乾燥構造の形成を明らかにした。網目構造と格子状構造は,高い温度,および/あるいはゲルの高い架橋度において,より形成されやすい。規則配列形成に対して,乾燥過程中の凝集体粒子の,対流による流動の重要性が支持された。凝集体粒子周辺の電気二重層の役割,および乾燥過程中の粒子と基板表面の相互作用もまた,秩序化に対して重要である。ゲル球の微視的な乾燥パターンは,乾燥膜の外縁の幅広いリングの形成のような巨視的パターンは似ているものの,直線状高分子の乾燥パターンやコロイド球の乾燥パターンとは全く異なるものであった。Copyright 2011 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 架橋度 ,  *ポリイソプロピルアクリルアミド ,  電気二重層 ,  *乾燥 ,  コロイド ,  *ゲル ,  規則化 ,  *凝集体 ,  機能性高分子 ,  熱応答 ,  流体力学的半径 ,  高分子溶液
準シソーラス用語： 感温性高分子

分類 (2件)： 高分子溶液の物理的性質  (CG02013S) ,  コロイド化学一般  (CB11010C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 架橋度 ,  N-イソプロピルアクリルアミド ,  ゲル ,  散逸構造