抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海水中のCr(III)及びCr(III)+Cr(VI)の前濃縮,マトリックス浄化,選択的電析へのフィールド展開形電気化学アプローチを記述した。ポータブルでバッテリー作動電気化学装置を用い,海水中のCr種はフィールドでReから作られたポータブルコイルフィラメント集合体上に電析された。それらの上のCr(III)或はCr(III)+Cr(VI)の乾燥残余の集合体を電熱的な近トーチ蒸発(NTV)試料導入及び誘導結合プラズマ原子発光分光(ICP-AES)による濃度決定に対して実験室に輸送した。電析は選択的種の析出,前濃縮,海水試料からのマトリックス浄化を提供した。選択的析出に対して,遊離Cr(VI)は-0.3V,Cr(III)+Cr(VI)は-1.6V(共にvsAg/AgCl)で電析した。興味あることに,0V(vsAg/AgCl)及び電析電位が無い時Cr(VI)のみがコイル上に自発的にそして選択的に吸着し,この理由を与えた。電析により与えられた前濃縮により,Cr(III)或はCr(VI)でスパイクされ,緩衝(pH4.7)された人口海水を用いて,上に述べた電圧で60s電析後の得られた検出限界はCr(III)に対して20pg/ml,Cr(VI)に対して10pg/mlであった。比較のため,希釈標準溶液のコイル5μL上で直接ピペットにより得られたCrに対する検出限界は500pg/mlであり,電析は40-60倍の改善を提供したことが結論できる。マトリックス浄化は海水の高い塩濃度のため要求され,これはCr種の損失無しに18.2MΩ水でコイルを洗うことにより処理された。これに対する理由を提供した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.