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J-GLOBAL ID:201202211328115504   整理番号:12A0334480

F-スポンジンはBMP7の発現を介してヒトセメント芽細胞様(HCEM)細胞の分化を調節する

F-spondin regulates the differentiation of human cementoblast-like (HCEM) cells via BMP7 expression
著者 (6件):
資料名:
巻: 418  号:ページ: 229-233  発行年: 2012年02月10日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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セメント質は歯根表面への結合組織の接着において重要な役割を果たす。しかし,セメント質形成の詳細な機構は未だ明らかにされていない。我々は以前,hTERT遺伝子の感染によりヒトセメント芽細胞様細胞株(HCEM)とヒト歯周靱帯細胞株(HPL)を確立した。これらの細胞株を用いて,wれわれはそれらの遺伝子発現を比較し,セメント芽細胞特異的遺伝子としてF-スポンジンを同定した。本研究において,歯周靱帯細胞からセメント芽細胞への分化におけるF-スポンジンの役割を明らかにするため,我々はF-スポンジンを過剰発現するHPL(HPL-スポンジン)細胞の遺伝子発現をHPL親細胞と比較した。我々は,ヘパリン硫酸6-スルホトランスフェラーゼ,カルシトニン関連ポリペプチドβ,骨形態形成タンパク質7(BMP7),BMP2そしてBMP8Bといった,HPL-スポンジン細胞でHPL細胞よりも高いレベルで発現する幾つかの遺伝子を見いだした。これらの遺伝子のうち,我々はBMP7に焦点を当て,BMP7はセメント芽細胞の機能を増強することが報告されているので,F-スポンジンとBMP7の間の相互作用を調べた。さらに我々はHCEM細胞におけるミネラル化関連遺伝子の発現に対するBMP7ペプチドの効果を更に調べた。RT-PCRおよびリアルタイムPCR分析はHPL-スポンジンがBMP7を発現するがHPL細胞はしないことを示した。そしてBMP7およびホスホ-Smad1/5/8タンパク質産生がウェスタンブロットによりHPL-スポンジンにおいて検出された。siSPON1はHCEM細胞においてI型コラーゲン,runt関連転写因子2(RUNX2)そして骨シアロタンパク質(BSP)mRNAの発現を阻害した。そしてALZ染色および定量分析によるとミネラル化は,siSPON1処理細胞で減少する傾向があった。さらに我々は,RT-PCRによりHCEM細胞の遺伝子発現に対するBMP7ペプチドの効果を調べた。オステオポンティンとBSP mRNAの増加がBMP7処理HCEM細胞で見られた。これらの発見はF-スポンジンがBMP7の発現を介してHCEM細胞の分化を調節することを示す。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞構成体の機能  ,  口腔,食道 

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