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J-GLOBAL ID:201202211366363660   整理番号:12A1523650

Drosophila CNSのトランスクリプトーム解析はニューロン分化における多様なペプチド作動性特性とcastorの役割を明らかにする

Transcriptome analysis of Drosophila CNS midline cells reveals diverse peptidergic properties and a role for castor in neuronal differentiation
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巻: 372  号:ページ: 131-142  発行年: 2012年12月01日 
JST資料番号: C0522A  ISSN: 0012-1606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ニューロン分化では神経伝達物質と神経伝達物質受容体の整列がいかに確立されるかが重要である。本論文において著者等は,十分に特性化された少数のニューロンとグリアより成るDrosophila CNS正中線細胞のトランスクリプトームを決定するために蛍光活性化細胞選別とRNA-seqを行った。得られたデータより,正中線細胞は9つの神経ペプチド前駆体遺伝子,13の神経ペプチド受容体遺伝子,31の小分子神経伝達物質受容体遺伝子を発現していることが明らかとなった。それら神経ペプチドと神経ペプチド受容体に対し正中線細胞がもつアイデンティティーを決定するためにin situハイブリダイゼーションと高解像度共焦点解析を行った。その結果,多様性の驚くべきレベルが明らかとなった。神経ペプチド遺伝子は,運動ニューロン,GABA作動性介在ニューロン,正中線グリアなどの様々な正中線細胞型で発現されていた。このデータより高度に近縁のiVUMニューロン間でこれまで未知だった機能的差異が明らかとなった。また同一のニューロンサブタイプには分節により発現に違いが見られた。正中線発現神経ペプチド受容体遺伝子に関する同様の実験より,シナプス入力には顕著な多様性があることが明らかとなった。正中線介在ニューロンと運動ニューロンでは複数の受容体型が発現し,一例として,摂食行動は腸蠕動および腸運動と関連していた。また3つのiVUM間の変異である,分節的差異も見られ,3つのホルモン受容体遺伝子は殆どの正中線細胞で広く発現していた。GABA作動性であり,かつshort neuropeptide F precursor遺伝子を発現するiVUM5ではDrosophilaのCastor転写因子が高レベルで存在していた。遺伝的および誤発現実験よりcastorはshort neuropeptide F precursor遺伝子発現を特異的に制御するが,iVUM細胞運命またはGad1発現に影響しないことを示した。これは神経ペプチド遺伝子発現調節におけるcastorの新規機能を示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
中枢神経系  ,  発生と分化  ,  遺伝子発現 

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