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J-GLOBAL ID:201202211558944879   整理番号:11A1726170

慢性閉塞性肺疾患を有するラット及び患者におけるPPARy/PGC-laとy-GCS間の正の相関性

Positive correlation between PPARy/PGC-la and y-GCS in lungs of rats and patients with chronic obstructive pulmonary disease
著者 (5件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 603-614  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2551A  ISSN: 1672-9145  CODEN: ABBSC2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オーストラリア (AUS)  言語: 英語 (EN)
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酸化ストレスは,慢性閉塞性肺疾患(COPD)の主要な病因のひとつである。y-グルタミルシステイン合成酵素(y-GCS)はCOPDにおける主要な抗酸化酵素のひとつである。ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体ガンマ(PPAR’y)は,リガンド活性化転写因子であり,多くの生物学的影響を発揮するロシグリタゾン(RGZ)のような特異的なリガンドによって活性化される。PPARy活性化補助因子-la(PGC-la)は,PPARy活性化補助因子であり,PPARyリガンドの誘導,PPARy標的遺伝子の共活性化によってPPARyに結合する。増大した証拠によれば,PPARy/PGC-laは多くの抗酸化遺伝子を調節していることが示唆された。しかし,COPDの進展におけるy-GCSに及ぼすPPARy/PGC-laについては不明のままである。本研究では,タバコ煙(CS)+リポ多糖類(LPS)及びCS+LPS+RGZで処理したラットの肺及びCOPD患者の肺におけるPPARy,PGC-laとy-GCS,y-GCS活性及び活性酸素種(ROS)濃度の発現レベルを測定した。CS+LPS処理ラット由来の肺に比べて,RGZ処理ラットの肺は,ROS含量が顕著に低く,y-GCS活性が顕著に増加し,更にPPARy,PGC-la,y-GCSの発現レベルが増加した。対照に比べてPPARy,PGC-la,y-GCSの発現レベルは,軽症COPD患者の肺において有意に増加し,中程度及び重篤なCOPDの患者の肺において進行的に減少した。y-GCS蛋白質はFEV1%で正に相関した。PPARyとPGC-la蛋白質はy-GCS活性及びmRNAレベルで正に相関した。結論として,y-GCSは,COPDの初期段階においては代償的な上方制御を受け,進行的にCOPD重篤度と進行的な非代償性になった。PPARy/PGC-la経路の活性化は,y-GCSを上方制御し酸化ストレスを軽減することによってCOPD進行から防御している可能性があった。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (2件):
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肺  ,  蛋白質・ペプチド一般 
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