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J-GLOBAL ID:201202211589648666   整理番号:12A0607032

説明責任に関するリスク管理の視点からの考察-組織論が大学生に教えられること-

著者 (1件):
資料名:
号: 12  ページ: 53-71  発行年: 2012年02月29日 
JST資料番号: L5725A  ISSN: 1346-3985  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「説明責任」という言葉は,頻繁に喧伝されている。説明責任を果たす主体を政治家,経営者,会計士,医師,教師等の特定の人に限定すれば,多くの人には関係のない責任となる。説明責任を果たさないことが問題となるのは,そのことが原因で今後何か失敗を招く恐れ(リスク)があるか何らかの失敗がすでに生じたからである。本稿では,組織における一人一人が日常的に負う説明責任について,大学生を主体におき今後果たしていくべき責任として考察した。まず,説明責任の意味について,法的,Wolferenの啓蒙,力や影響力の観点からの解釈を取り上げ,紹介した。次に,説明責任を組織論の観点から理解する場合について,大学生が自分の問題として説明責任を捉えてみる場合の論点について考察した。即ち,大学生が雇用され分業された仕事の1つを担うケースを想定し,分業,階層,チーム制における説明責任について考察し,次に,リスクを軽減するための組織的施策としての計画化,標準化,公式化と説明責任の関係,自律性と説明責任,顧客に対する説明責任について論じた。さらに,信頼に対して説明責任はどのように及ぶのかの様態について考察した。組織に階層があり下位層に権限委譲がなされている限り,活動の遂行結果に関する上位への説明責任は必ず発生する。また,他部門や顧客相手に仕事をしている限り自分の活動の結果はその人たちに必ず何らかの影響を及ぼす。これら上方,あるいは影響を及ぼす相手への説明を欠けば,何らかの失敗を引き起こすリスクを顕在化させることになる。そして,自分自身の行動を他の人に説明すればその反応は自分自身へ返ってくる。組織において一人一人が説明責任を果たすことは,組織にとってもメンバーにとっても有効な結果を及ぼすものと考えられる。
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分類 (2件):
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経営工学一般  ,  市場調査,広告 
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