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J-GLOBAL ID：201202211632911392   整理番号：12A1314769

マイクロドリルによる純銅の切削挙動とドリル摩耗の関係

著者 (3件)： 澤井猛 (大阪産業大 工) ,  櫻井惠三 (大阪産業大 工) ,  橋本光也 (大阪産業大 大学院)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 51  ページ： 245-249  発行年： 2012年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プリント基板やリードフレームには純銅が用いられており,配線や部品取付のための多数の微細穴が必要である。純銅は被削性が悪く,適切な切削条件や切り屑排出の切削挙動などは明らかではない。本研究では,タフピッチ銅を被削材とし,超硬ツイストマイクロドリルを用いて微細穴あけ加工を行い,スラスト力とドリル摩耗を測定して切削挙動を検討した。湿式加工では,回転速度が遅くなると共にドリル寿命は長くなった。乾式加工では,湿式加工に比べてドリル寿命が短くなった。送り量5μm/revではドリルに突発的な負荷がかかり,送り量3μm/revよりドリル寿命が短かった。送り量5μm/revでは根元の厚いばりが生成し,スラスト力上昇が出口付近で発生した。

シソーラス用語： 純金属 ,  *銅 ,  プリント基板 ,  リードフレーム ,  *機械的性質 ,  *被削性 ,  ドリル ,  ドリル加工 ,  工具摩耗 ,  工具寿命 ,  細孔 ,  切り屑 ,  切り屑処理 ,  超硬工具 ,  回転数 ,  乾式法 ,  湿式法 ,  距離 ,  加工力 ,  ばり
準シソーラス用語： マイクロドリル ,  純銅 ,  送り量 ,  微細穴

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (8件)：

• 1)田中他喜男,馬場貢一,赤澤正久:銅と銅合金,44(2005),225-230.
• 2)日本伸銅協会編:銅および銅合金の基礎と工業技術(改訂版),(1994),533.
• 3)小川誠猪瀬満,新井実嵯峨常生:軽金属44(1994),486-491.
• 4)中山一雄:精密機械42(1976),74-80.
• 5)小川誠:現場で役立つドリル加工の勘どころ,(2011),57.

タイトルに関連する用語 (6件)： マイクロドリル ,  純銅 ,  切削 ,  挙動 ,  ドリル ,  摩耗