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J-GLOBAL ID：201202211652513962   整理番号：12A0626630

マンガン(III)-ポルフィリン錯体化学結合型ゾル-ゲル感応膜を用いる塩化物イオンセンサー

Chloride Ion Sensor Based on Sol-Gel-Derived Membranes Modified Chemically with Porphyrin-Manganese(III) Complexes

著者 (5件)： 矢嶋摂子 (和歌山大学システム工学部精密物質学科) ,  石垣裕真 (和歌山大学システム工学部精密物質学科) ,  堀祐輔 (和歌山大学システム工学部精密物質学科) ,  武明励 (和歌山大学システム工学部精密物質学科) ,  木村恵一 (和歌山大学システム工学部精密物質学科)
資料名： 分析化学
巻： 61  号： 3  ページ： 207-212 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 塩化物イオノフォアとしてポルフィリン誘導体のマンガン錯体をゾル-ゲルガラスに包埋または化学結合したものをイオンセンサーの感応膜として使用し,塩化物イオンに対する電位応答特性とイオン選択性について調べた.イオノフォア包埋型の感応膜は,イオノフォアが膜中に均一に分散しておらず,塩化物イオンに対して全く応答を示さなかった.一方,イオノフォア化学結合型の感応膜は,塩化物イオンに対してほぼネルンスト応答を示した.塩化物イオンに対する選択性を検討したところ,このイオン感応膜は,ホフマイスター系列とは異なる選択性を示した.これより,ゾル-ゲルガラスにイオノフォアを化学結合することで,アニオンに選択性を示すイオン感応膜の開発の可能性が示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *イオン選択電極 ,  ポルフィリン錯体 ,  ゾル-ゲル法 ,  イオノホア ,  *マンガン錯体 ,  *アニオン ,  膜 ,  選択性 ,  離液順列 ,  化学結合 ,  定量分析 ,  測定精度
準シソーラス用語： Hofmeister系列 ,  *塩化物イオン ,  感応膜

分類 (2件)： 分析機器  (CC02020S) ,  第6族,第7族元素の錯体  (CE01080F)

引用文献 (14件)：

• 1) K. Kimura, T. Sunagawa, M. Yokoyama : Anal. Chem., 69, 2379 (1997).
• 2) K. Kimura, T. Sunagawa, S. Yajima, S. Miyake, M. Yokoyama : Anal. Chem., 70, 4309 (1998).
• 3) K. Kimura, S. Yajima, K. Okamoto, M. Yokoyama : J. Mater. Chem., 10, 1819 (2000).
• 4) K. Kimura, S. Yajima, H. Takase, M. Yokoyama, Y. Sakurai : Anal. Chem., 73, 1605 (2001).
• 5) S. Yajima, S. Uchida, Y. Hori, K. Kimura : Supramol. Chem., 22, 420 (2010).

タイトルに関連する用語 (8件)： マンガン ,  ポルフィリン錯体 ,  化学結合 ,  ゾル ,  ゲル ,  感応膜 ,  塩化物イオン ,  センサー