抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ファイルシステムの大半はツリー型のディレクトリ構造をとるが,その中でファイルを整理・検索する作業は効率的といえない。本論文では,ファイルの分類情報に基づいて自動生成される仮想的なディレクトリ構造をユーザに提示するファイルマネージャVSFM(Variable Structured File Manager)を提案した。VSFMはディレクトリ構造に手を加えず,ツリー型ファイルシステム上で動作するアプリケーションとして次の操作を可能とする仮想的なファイル操作環境を提供する。具体的には,1)ファイル属性の表示,2)オープン,3)削除,4)リネーム,5)実ディレクトリに対する移動,6)実ディレクトリに対するコピー,7)属性変更,8)ビューの更新を行える。また,ツリー構造に縛られずにファイルの分類・検索が行えるように,i)ファイル名,ii)ファイル名から分離した拡張子,iii)パス名から分離したディレクトリ名,iv)ファイルサイズ,v)作成日時,vi)アクセス日時,vii)更新日時を項目名とし,ユーザが複数選択したディレクトリ及び項目名に相当するファイル群を絞り込んで仮想ディレクトリとして提供する。新たな管理コストをかけずにディレクトリを再構成できるので,業務にとって最適なファイル集合に対する操作が容易である利点がある。