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J-GLOBAL ID：201202211710151286   整理番号：12A0097260

気象庁地域気象観測システムデータを用いた任意地点日射量推定手法の精度検証

Accuracy Verification of Arbitrary Point Insolation Estimation using the Automated Meteorological Data Acquisition System Data

著者 (3件)： 山岸良雄 (東京大学大学院工学系研究科) ,  山岸良雄 (北陸電力(株)技術開発研究所) ,  藤井康正 (東京大学大学院工学系研究科)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 132  号： 1  ページ： 65-70 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では北陸電力管内で2010年度から計測を開始した20地点の水平面全天日射量データを用いて,アメダス10分値データを用いた日射量推定値の精度検証,またこれを電力会社の供給エリアレベルに適用した場合の精度検証を実施した。この際,アメダス観測点と日射量計測点の位置が異なるため,後で詳述するように,推定点と各観測点の距離に反比例する重みづけを行うこととした。相関係数等による精度検証を実施した結果,1地点の推定では,相関係数で0.84~0.96程度,北1地域内の20地点の平均値では,相関係数で0.98程度の精度が得られた。このことから,アメダスデータを用いた広域の日射量やこれを用いた太陽光発電量の将来的な想定値を算出する手法は,実用的に十分な精度があるものと考えられる。

シソーラス用語： *太陽光発電 ,  *日射量 ,  北陸地方 ,  *全天日射 ,  観測網
準シソーラス用語： 推定法 ,  *アメダス観測データ ,  地域気象観測システム ,  精度検証

分類 (2件)： 太陽光発電  (NB03090G) ,  放射,大気光学  (DC05080C)

引用文献 (11件)：

• (1) T. Oozeki, T. Takashima, K. Otani, Y. Hishikawa, G. Koshimizu, Y. Uchida, and K. Ogimoto: “Statistical Analysis of the Smoothing Effect for Photovoltaic Systems in a Large Area”, IEEJ Trans. PE, Vol. 130, No. 5, pp. 491-500 (2010-5) (in Japanese)
• 大関 崇・高島 工・大谷謙二・菱川善博・輿水源太郎・内田恵久・荻本和彦: 「太陽光発電の広域的ならし効果に関する分析・評価」, 電学論B, Vol. 130, No. 5, pp. 491-500 (2010-5)
• (2) 日本太陽エネルギー学会 新太陽エネルギー利用ハンドブック編集委員会:新太陽エネルギー利用ハンドブック, pp. 1-10, 日本太陽エネルギー学会 (2000)
• (3) 日本気象協会 :「太陽光発電利用システム・周辺技術の研究開発 (最適設計のための気象データの調査研究)」 平成11年度NEDO委託業務成果報告書 (2000)
• (4) S. Shibata, Y. Nakamura, R. Komiyama, and Y. Fujii: “Evaluation of the impact of an extensive introduction of PV system and Batter onto power generation mix”, Proc. of the 27^th Conference on Energy, Economy, and Environment, No. 31-1 (2011-1) (CD-ROM) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (5件)： 気象庁 ,  地域気象観測システム ,  日射量推定 ,  手法 ,  精度検証