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J-GLOBAL ID：201202211828051502   整理番号：12A1565768

疲労転位組織形成の臨界膜厚に関する離散転位動力学解析

Critical Thickness for Formation of Fatigue Dislocation Structures: A Discrete Dislocation Dynamics Study

著者 (3件)： 嶋田隆広 (京大 大学院工学研究科) ,  近藤忠宏 (京大 大学院工学研究科) ,  北村隆行 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 日本機械学会論文集 A編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series A (Web))
巻： 78  号： 793  ページ： 1242-1249 (WEB ONLY)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0182A  ISSN： 1884-8338  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,離散転位動力学法を用いて,マイクロ~ナノメートル厚さの銅薄膜に対して繰返し負荷を行い,内部での疲労転位組織形成の可能性について検討した。膜厚が2マイクロメートル以上の銅薄膜では,繰返し負荷を与えることでバルク材中と同様の安定な転位壁構造が形成される。一方,1~2マイクロメートルの薄膜では,転位組織形成に多数の繰返し負荷を要し,また,転位組織は不安定な転位配列から形成される。膜厚1マイクロメートル以下の薄膜では,繰返し負荷に対して転位は自己組織化しない。すなわち,疲労転位組織の形成には臨界膜厚(1マイクロメートル)が存在することが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： 銅 ,  ナノ構造 ,  マイクロメータ ,  *転位【結晶】 ,  動力学 ,  *疲れ ,  *構造形成 ,  繰返し荷重 ,  膜厚 ,  ナノシート
準シソーラス用語： ナノ薄膜 ,  転位動力学 ,  離散転位

分類 (2件)： 金属薄膜  (BK14030T) ,  金属組織観察法  (WB01010R)

タイトルに関連する用語 (7件)： 疲労 ,  転位 ,  組織形成 ,  臨界 ,  膜厚 ,  転位動力学 ,  解析