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J-GLOBAL ID:201202211920533467   整理番号:12A0239670

生後初期の低レベルカドミウム曝露と酸化ストレスの増加との正相関

Early life low-level cadmium exposure is positively associated with increased oxidative stress
著者 (8件):
資料名:
巻: 112  ページ: 164-170  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: D0574A  ISSN: 0013-9351  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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環境中のカドミウム(Cd)への曝露は,成人において反応性酸素種(ROS)とその解毒能力間の不均衡状態である酸化ストレスを誘発することが知られている。しかしながら,生後初期段階におけるデータは不足している。この研究では,バングラデシュ農村の96人の主に母乳保育の乳児(生後11~17週)について,酸化的DNA損傷の既知のマーカである8-オキソ-7,8-ジヒドロ-2’-デオキシグアノシン(8-オキソ-dG)の尿中濃度をCd曝露と関連して評価した。尿中8-オキソ-dGは液体クロマトグラフィー直列質量分析法を用いて,また尿中及び母乳中のCdは誘導結合プラズマ質量分析法を用いて測定した。8-オキソ-dG濃度の中央値は3.9nmol/L,尿中Cdは0.30μg/L,及び母乳中Cdは0.13μg/Lであった。線形回帰分析の結果,尿中8-オキソ-dGはCd濃度と尿中(p=0.00067)及び母乳中(p=0.0021)の両方において正に相関していた。また体重とは負に相関していた(kg,p=0.0041)。週齢,体重,社会経済状態,尿中ヒ素,ならびに母乳中のマグネシウム,カルシウム,及び銅による補正後もCd曝露と8-オキソ-dG間の相関は不変であった。これらの結果から,生後初期の母乳を通したCdへの低レベル曝露は酸化ストレスを誘発することが示唆される。この酸化ストレスが子供の健康障害及び発達障害と関連しているかどうかのさらなる研究が必要である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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カドミウムとその化合物  ,  疫学  ,  公衆衛生 
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