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J-GLOBAL ID：201202211971411013   整理番号：12A0094899

-トウモロコシの不耕起栽培-九州における飼料用トウモロコシ不耕起栽培技術の紹介

著者 (1件)： 加藤直樹 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ)
資料名： 日本草地学会誌  (Japanese Journal of Grassland Science)
巻： 57  号： 3  ページ： 172-175  発行年： 2011年10月15日 
JST資料番号： Y0119B  ISSN： 0447-5933  CODEN： NSGIDM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トウモロコシの二期作栽培に不耕起栽培が利用される背景,普及例として熊本県菊池地区を紹介し,技術的なポイントを明らかにした。九州での不耕起栽培の導入は二期作体系の2作目であるが,気温が低下する時期なので播種の遅れが登熟の遅延となり収量を低下させる。生産者の労働負担軽減のため不耕起栽培で省力化した。菊池地区の事例では,コントラクタの設立や不耕起栽培の導入により二期作での播種と収穫作業の省力化を実現できた。播種時の既存雑草をグリホサートアンモニウム塩剤とニコスルフロン剤を併用し防除すると雑草の繁茂を激減させることができた。小規模な圃場で不耕起播種機を利用するにはトウモロコシの種子に合わせた改良が必要である。

シソーラス用語： *トウモロコシ ,  *不耕起栽培 ,  *飼料作物 ,  作付体系 ,  熊本県 ,  省力化 ,  雑草防除 ,  尿素系除草剤 ,  作物収量 ,  圃場試験 ,  乾物量 ,  農薬散布 ,  事例研究 ,  技術導入 ,  バックグラウンド ,  エーテル ,  窒素複素環化合物 ,  スルホンアミド ,  ウレア化合物 ,  カルボアミド ,  二期作 ,  改変

分類 (3件)： 飼料作物,草地  (FC03050J) ,  雑草に対する農薬  (FB06030F) ,  雑草による植物被害  (FC04062J)

物質索引 (2件)： グリホサートアンモニウム塩 ,  ニコスルフロン

引用文献 (12件)：

• EVANS, SP. Nitrogen application influences the critical period for weed control in corn. Weed Sci. 2003, 51, 408-417
• HALFORD, C. Critical period of weed control in no-till soybean (Glycine max) and corn (Zea mays). Weed Technol. 2001, 15, 737-744
• 柿原孝彦. 転換畑における青刈りトウモロコシの不耕起作溝栽培法の開発. 日草誌. 1996, 42, 52-56
• 加藤直樹. 飼料用トウモロコシ不耕起栽培におけるグリホサート・アンモニウム塩剤およびニコスルフロン剤処理が収量および雑草量に与える影響. 日草九支報. 2007, 37, 2, 1-4
• 加藤直樹. 飼料用トウモロコシ栽培への改良型ダイズ用不耕起播種機の利用. 日草九支報. 2007, 36, 2, 27-29

タイトルに関連する用語 (4件)： トウモロコシ ,  不耕起栽培 ,  九州 ,  飼料用トウモロコシ