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J-GLOBAL ID:201202212015795055   整理番号:12A1500415

ニジマス(Oncorhynchus mykiss)幼魚におけるアトラジン及びノニルフェノールの毒性:一般的健康,疾病感受性及び遺伝子発現に及ぼす影響

Toxicity of atrazine and nonylphenol in juvenile rainbow trout (Oncorhynchus mykiss): Effects on general health, disease susceptibility and gene expression
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巻: 124-125  ページ: 217-226  発行年: 2012年11月15日 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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水生生物生息地で一般に同定されている内分泌撹乱汚染物質アトラジン(ATZ)及びノニルフェノール(NP)について,疾病に対する免疫機能及び抵抗性に及ぼす影響を考慮した研究はごくわずかであるので,生物学的構造の多くのレベルでATZ及びNPの免疫毒性学的影響を調べた。ニジマス(Oncorhynchus mykiss)幼魚を溶媒対照(0.00625%無水エタノール)あるいは致死量以下のATZ(59及び555μg/L)あるいはNP(2.3及び18μg/L)に4日間曝露した。曝露終了時に宿主抵抗性挑戦を含む多くの生理学的終末点について魚を評価し,またサケ科魚マイクロアレイ(cGRASP,32Kバージョン)を用いて肝臓の遺伝子発現を評価した。低濃度ATZあるいはNP処置魚では測定した生理学的終末点に大きな影響を及ぼさなかったが,高濃度ATZ処置魚では有意な血漿中コルチゾールの増加,脾臓の比体重百分率の減少ならびに末梢血のリンパ球の減少及び単球の増加を示し,分子レベルでの早期免疫系過程の抑制は明らかであった。これに対して,高濃度NP処置魚ではエストロゲン様作用と一致して生理的(例えば有意な肝臓の比体重百分率の増加)及び遺伝子発現の変化(例えばビテロゲニンの誘発)を示し,また末梢血のリンパ球の減少及び肝臓のトランスクリプトームにおける免疫系関連経路のごくわずかな変化を示した。高濃度ATZあるいはNP処置魚では対照魚に比べてListonella anguillarumを用いての疾病挑戦後に高い死亡率を示したが,低濃度ATZあるいはNP処置魚では無影響であった。肝臓のトランスクリプトームのマイクロアレイ分析は高濃度ATZ及びNP曝露後にそれぞれ総数211及び299の独特な注釈つきの特異的調節を受けた遺伝子を明らかにした。関数(強化)解析はATZあるいはNP曝露により影響を受けた免疫系機能,代謝,酸素ホメオスターシス,細胞周期,DNA損傷及びその他の過程への影響を明らかにした。生物学的構造の多くのレベルでATZ及びNPがいずれも致死量以下の濃度で免疫毒性を示す証拠を提示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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動物に対する影響  ,  農薬  ,  その他の汚染原因物質 
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