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J-GLOBAL ID:201202212059325358   整理番号:12A0620731

熱化学硫酸還元の指標としてのベンゾチオフェン及びジベンゾチオフェンの硫黄同位体組成

The sulfur-isotopic compositions of benzothiophenes and dibenzothiophenes as a proxy for thermochemical sulfate reduction
著者 (8件):
資料名:
巻: 84  ページ: 152-164  発行年: 2012年05月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Smackover層からの上部ジュラ紀の石油及びコンデンセート中の有機硫黄化合物の分子レベル34S/32S同位体比分析は,化合物間での最大で約50‰の差を明らかにする。熱化学硫酸還元(TSR)による変質を受けた石油と受けていない石油との間で明らかな違いがある。TSRを受けた石油ではジベンゾチオフェン(DBT)に比べてベンゾチオフェン(BT)で顕著な34Sの濃集があるが,変質を受けていない石油ではこれらの化合物は同様の同位体組成を持つ。BTのδ34S値はSmackover層の硫酸塩を含む蒸発岩の値と似ているが,DBTのδ34S値は広範囲に広がり,次第にBTの値に近づく。3つの代表的な石油を用いた金チューブでの加水熱分解実験は,TSR条件下で同位体変化が容易に起こり,個々の化合物のδ34S値に顕著に影響することを示す。本結果は,BTがTSR条件下で容易に生成され,全石油に対して34Sが大きく濃集するためTSRの敏感なトレーサーとなりうることを示す。対照的に,DBTは熱安定性がより高く生成速度が遅いために,δ34S値の変化は小さく元のδ34S値をBTよりも長い間保持する。BTとDBTのδ34S値の比較は,極めて初期の段階から変質が進んだものまで,石油のTSR変質作用を検出するのに利用できることを提唱する。この手法は石油探査に有用であり,また熱化学硫酸還元及び石油の二次的な硫黄の取り込みの基本的な反応メカニズム及び速度論の理解にも役立つ。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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同位体地質学 
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