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J-GLOBAL ID：201202212091403360   整理番号：12A0868995

ガンマ線照射によって調製されたポリ(1-ビニル1,2,4-トリアゾール)ヒドロゲルの合成,特性評価および薬剤放出挙動

Synthesis, characterization and drug release behavior of poly(1-vinyl 1,2,4-triazole) hydrogels prepared by gamma irradiation

著者 (1件)： BAYRAMGIL Nursel Pekel (Dep. of Chemistry, Univ. of Hacettepe, 06800, Beytepe, Ankara, TUR)
資料名： Colloids and Surfaces. B. Biointerfaces  (Colloids and Surfaces. B. Biointerfaces)
巻： 97  ページ： 182-189  発行年： 2012年09月01日 
JST資料番号： W0541A  ISSN： 0927-7765  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水の存在下での1-ビニル1,2,4-トリアゾールの⁶⁰Co γ-照射誘導同時重合および架橋によって,ロッドおよび中空円柱(薄いおよび厚い壁)の形での架橋したポリ(1-ビニル1,2,4-トリアゾール)(PVTAz)ヒドロゲルを調製した。2成分水性系において,ゲル化の度合いは水含有量の増大と共に低下した。異なる形のヒドロゲルを用いることによって得られた膨張結果は,薄い壁中空円柱ヒドロゲルが,他のヒドロゲルよりもより良く機能することを示した。Fourier変換赤外分光法,走査型電子顕微鏡法,膨張測定,熱重量分析,および示差走査型熱量測定法を含んだいくつかの技術で,ヒドロゲルの構造,形態および熱特性評価をおこなった。薄い壁中空円柱ヒドロゲルの膨張挙動への時間,pH,イオン強度,および塩および溶剤種類の影響も研究した。膨張平衡が2日で得られた。薄い壁中空円柱PVTAzヒドロゲルは,もともと3000%へ膨張(体積で)し,pH値に依存した,膨張曲線における鋭い変化は観測されなかった。ヒドロゲルの膨張値は,膨張比率が4-20°Cの範囲で温度の増大と共に増大することを示した。ゲルの膨張比率は,イオン強度の増大と共に低下した。ヒドロゲルは,LiClの存在下で最大濃度を示した。組み込みおよび吸着法を用いることによって,5-フルオロウラシル(5-FU)がPVTAzヒドロゲル上で積荷された。両方の方法が,同様の放出プロファイルを示した。5-FUの時間-依存放出は,65%の成功で48h内で達成された。すべてのこれらの結果は,PVTAzヒドロゲルが,長期がん治療の応用における5-FUの放出に対して適切であることを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ポリヘテロアリーレン ,  *薬物放出 ,  γ線照射 ,  *薬物担体 ,  *ヒドロゲル ,  ゲル化 ,  腫瘍 ,  窒素複素環化合物 ,  有機フッ素化合物 ,  ウレア化合物 ,  ヒドロキシ化合物
準シソーラス用語： *ポリトリアゾール

分類 (2件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  物理薬剤学  (GY01012A)

物質索引 (2件)： 5-フルオロウラシル ,  1-ビニル-1H-1,2,4-トリアゾール

タイトルに関連する用語 (7件)： ガンマ線照射 ,  調製 ,  トリアゾール ,  ヒドロゲル ,  特性評価 ,  薬剤放出 ,  挙動