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J-GLOBAL ID：201202212174011677   整理番号：12A0997718

一次元系における参照電子構造計算

Reference electronic structure calculations in one dimension

著者 (4件)： WAGNER Lucas O. (Univ. California, CA, USA) ,  STOUDENMIRE E.M. (Univ. California, CA, USA) ,  BURKE Kieron (Univ. California, CA, USA) ,  WHITE Steven R. (Univ. California, CA, USA)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 14  号： 24  ページ： 8581-8590  発行年： 2012年06月28日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 標準密度汎関数法や量子化学法では取扱いが困難な巨大な強相関系に対して,密度行列くりこみ群(DMRG)法を用いる取扱いを研究した。DMRGを用いることにより正確な電子密度を記述することができ,また相当する正確なKohn-Sham(KS)ポテンシャルに反転することができた。結合は,Hartree-FockおよびDFT近似は不正確なCoulson-Fischer点まで引伸ばすことができた。ここで結合領域での正確な電子密度の再現には,KSポテンシャルへの強い交換相関寄与が必要であった。従来は三次元ではKSポテンシャルの計算は僅か数電子系のみが可能であったが,本報の方法では多電子系を正確に取扱うことが可能となった。柔らかいCoulomb相互作用を持つ引伸ばされた一次元H₂のKSポテンシャルプロットの例を示し,一次元の正確な理論的な取扱いが可能であることを述べた。またこれは一つの事例であり,将来的に正確で標準的な近似法に対する参照データを提供し得ることを述べた。

シソーラス用語： *一次元 ,  *参照 ,  *電子構造 ,  電子系 ,  電子相関 ,  くりこみ群 ,  電子密度 ,  *Kohn-Sham方程式 ,  結合部位 ,  多電子系 ,  Coulomb相互作用 ,  ポテンシャル ,  *格子模型
準シソーラス用語： 強相関系 ,  密度行列くりこみ群

分類 (2件)： 物理化学一般その他  (CB01030T) ,  格子理論  (BA08030M)

タイトルに関連する用語 (3件)： 一次元系 ,  参照 ,  電子構造計算