抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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八重山漁協と泊魚市において,2008~2010年に八重山海域で漁獲された沿岸性魚類の体長測定をおこない,30種についての体長組成を得た。これらのうち,スジアラ,ヒレグロハタ,マダラハタ,シロダイ,ハマフエフキでは体長モードの大型化が見られ,カンムリブダイ,イロブダイ,キツネブダイでは体長モードの小型化が見られた。また,八重山漁協と泊魚市で扱われる漁獲物の大きさを比較すると,大型ハタ類,大型ブダイ類では泊魚市で扱われるものの方が大きく,小型ハタ類やフエフキダイ科では八重山漁協で扱われるものの方が大きかった。漁獲体長制限を実施している種について,制限体長未満の漁獲物の割合を見積もったところ,マダラハタ,シロブチハタ,シロクラベラ,オオアオノメアラ,スジアラでは近年小型魚の漁獲割合が減少していた。(著者抄録)