抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自動車車体用鋼板の高強度化が進展しているが,プレス加工時のスプリングバックによる寸法精度不良が問題となっている。代表的な寸法精度不良について現象ごとに分類し,その発生機構に基づき対策技術を検討した。メンバー部品の断面開きについてはフォーム成形の活用や縦壁張力増大により寸法精度が向上した。また,複雑形状部品のねじれ,キャンバーについてはCAE解析により発生要因を特定し,面内応力を制御することにより不良の低減が可能であった。さらに,パネルの座屈ねじれ現象についても発生メカニズムを検討し,その対策事例について述べた。高強度鋼板の寸法精度不良の基本的な対応方法としては,できるだけ形状を高剛性化した上で,残留応力制御工法を活用し,最小限の金型見込みによる微調整を行うことが望ましい。(著者抄録)