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J-GLOBAL ID:201202212241780524   整理番号:12A1773905

有機溶媒(トルエン)耐性の増強のための包括的転写因子環状AMP受容体タンパク質のエラープローンPCR

Error-prone PCR of global transcription factor cyclic AMP receptor protein for enhanced organic solvent (toluene) tolerance
著者 (3件):
資料名:
巻: 47  号: 12  ページ: 2152-2158  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: C0250B  ISSN: 1359-5113  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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有機溶媒は二相生物触媒作用にしばしば適用され,あるいはバイオリメディエーションに関与するが,自然の微生物は普通これらの有機溶媒に対し低い耐性を示し,そのような高ストレス環境で生存できない。ここで著者等は,Escherichia coliの有機溶媒耐性を,その包括的転写因子cAMP受容体タンパク質(CRP)の改変により改善することを狙った。モデル有機溶媒としてトルエンを選んだ。変異crp遺伝子をエラープローンPCRを介して産み出し,3つのトルエン耐性変異体M1~M3を濃縮選択によりランダム変異導入ライブラリーから単離した。0.2~0.23%(v/v)のトルエンに曝露したとき全ての変異体は野生型よりずっと高い増殖を示し,その中でもM2が最良であった。トルエン濃度が0.2%のとき,M1~M3は,対数増殖期が20時間に伸びたにも関わらず,0.68/時間という似た増殖速度を共有する一方,野生型は増殖しなかった。0.23%のトルエン下で,M2の増殖速度は0.51/時間である一方,野生型の増殖は完全に阻害された。M2はn-ヘキサン,シクロヘキサン,p-キシレンといった他の有機溶媒存在下でも野生型に比べ優れた増殖を示した。著者等の有機溶媒ストレス関連遺伝子の定量リアルタイム逆転写PCR分析は,CRPのアミノ酸変異が,CRPにより調節されない遺伝子の発現レベルの変化に繋がりうることを示した。電界放射型走査電子顕微鏡像は,野生型およびM2が,トルエンストレスと闘うものの,それらの細胞サイズと形態の著しい変化を示さないことを明らかにした。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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