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J-GLOBAL ID：201202212290643575   整理番号：12A0327600

メタン発酵消化液の水田への施用方法及び施用時期が土壌中の窒素動態に及ぼす影響

Effects of Different Application Methods and Timings of Methane Fermentation Digested Liquid into the Paddy Plot on Soil Nitrogen Behavior

著者 (5件)： 渡部慧子 (京大 大学院農学研究科) ,  中村公人 (京大 大学院農学研究科) ,  RYU Chan Seok (京大 大学院農学研究科) ,  飯田訓久 (京大 大学院農学研究科) ,  川島茂人 (京大 大学院農学研究科)
資料名： 農業農村工学会資源循環研究部会論文集
号： 7  ページ： 35-43  発行年： 2011年10月 
JST資料番号： L8060A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： メタン発酵施設における畜産廃棄物および食品残渣の処理がバイオマス資源の利活用技術として行われており,メタン発酵消化液の肥料としての利用が模索されている。イネの肥料としてメタン発酵消化液を利用する際の肥料利用効率を向上させるため,消化液の施用方法及び施用時期による影響を検討した。施用方法を流し込み,表面散布(散布後に耕起),土壌内散布の3種,施用時期を湛水の約2,1,0週間前の3段階に設定し,各態土壌窒素濃度の経時変化を比較検討した。その結果,本試験環境条件下においては,表面散布が土壌窒素濃度を最大にする方法であること,施用時期が土壌窒素濃度に与える影響は年によって異なり,施用時期による土壌窒素濃度の差は小さいことが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： 液体肥料 ,  *発酵液 ,  水田 ,  *有機物施用 ,  窒素 ,  土壌成分 ,  有機窒素 ,  肥効 ,  水稲 ,  作物収量 ,  土壌窒素
準シソーラス用語： メタン発酵消化液

分類 (2件)： 施肥法・肥効  (FB05030Y) ,  稲作  (FC03020C)

引用文献 (19件)：

• Arthurson,V.(2009):Closing the global energy and nutrient cycles through application of biogas residue toagricultural land - Potential benefits and drawbacks,Energies,2,226-242.
• Dahlin, S., Kirchmann, H., Katterer, T., Gunnarsson, S. & Bergstrom, L. (2005) : Possibilities for improving nitrogen use from organic materials in agricultural cropping systems, Ambio, 34, 288-295.
• 土壌養分測定法委員会(1981):土壌養分測定法,養賢堂,171-200.
• 原嘉隆,土屋一成,中野恵子(2009):飼料用水稲栽培での牛糞堆肥の窒素肥料的効果における堆肥の腐熟度と施用時期の影響,日土誌,80(3),241-249.
• 飯田訓久,大土井克明,柳讚錫梅田幹雄(2009):スラリーインジェクタを用いたメタン発酵消化液の基肥施用,農業機械学会誌,71(2),81-87.

タイトルに関連する用語 (4件)： メタン発酵消化液 ,  水田 ,  土壌 ,  窒素動態