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J-GLOBAL ID:201202212613859815   整理番号:12A0521739

中生代の中国に生息していた多様な移行形態の巨大ノミ類

Diverse transitional giant fleas from the Mesozoic era of China
著者 (5件):
資料名:
巻: 483  号: 7388  ページ: 201-204  発行年: 2012年03月08日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ノミ類は,外部寄生昆虫の主要系統の1つであり,現在では鳥類や哺乳類の体表で吸血するように高度に特殊化している。このためノミ類は,昆虫の完全変態する目の1つとして独立して分類されているが,由来は注管上目(Antliophora;シリアゲムシ類およびハエ類)から派生したものである。多くの外部寄生系統と同じく,ノミ類も化石記録が乏しく,標本が現代の科の新生代のものに限られているため,ノミ類の起源が中生代にあることを示す証拠は得られていない。初めて広く認められた白亜紀のステム群ノミ類であるTarwiniaの起源には,きわめて異論が多いままである。本論文では,明確なノミ類の最古の化石として,中国のジュラ紀中期および白亜紀前期層から見つかった大型のノミ類を報告する。これらにはノミ類の決定的な特徴が多く認められるが,跳躍しない後脚など,原始的な形質も保持されている。さらに重要なことに,標本のすべてが宿主の皮膚を突き刺すための頑丈で長い吸血用の管を持っており,このことから,これらのノミ類は,中生代の授粉者であった「長い吻管を持つ」シリアゲムシ類に起源を持つと考えられる。それらの特殊な形態から,ノミ類の最古の宿主は体毛または羽毛を持つ「爬虫類」であったことが示唆され,その後新生代になって哺乳類および鳥類の宿主に適応放散したと考えられる。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (1件):
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中生代 

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