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J-GLOBAL ID:201202212816268855   整理番号:12A1100024

糖尿病様環境におけるビタミンD受容体活性化:内皮炎症促進性およびチオレドキシン経路の活性における潜在的役割

Vitamin D receptor activation in a diabetic-like environment: Potential role in the activity of the endothelial pro-inflammatory and thioredoxin pathways
著者 (8件):
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巻: 132  号: 1-2  ページ: 1-7  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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高血液および組織濃度のグルコースおよび高度糖化最終産物(AGE)は糖尿病性血管合併症の発症に重要な役割を果たすと思われている。チオレドキシン相互作用蛋白質(TXNIP)は高濃度のグルコースに応えてアップレギュレーションされ,チオレドキシン(TRX)の内因性阻害剤であり,糖尿病関連血管疾患の発生に寄与する役割を果たす可能性がある。ビタミンDは内皮増殖を抑制し,心血管保護剤である。本研究では,糖尿病様環境に曝露した培養内皮細胞における内皮炎症性経路およびTXNIP経路に及ぼすパリカルシトールおよびカルシトリオールの影響を評価した。新鮮ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)をパリカルシトールまたはカルシトリオールとともに200μg/ml AGE-HSAおよび250mg/dlグルコース濃度で24h処理した。IL6,IL8,NFκB(p50/p65),AGE受容体(RAGE),TXNIPおよびTRX発現をmRNA,蛋白質およびTRX活性のレベルで評価した。カルシトリオールおよびパリカルシトールは炎症反応に関与するマーカーを著しくダウンレギュレーションさせた。パリカルシトールのみはTXNIP mRNAおよび蛋白質発現の著しい低下を誘導した。パリカルシトールおよびカルシトリオールはTRXレダクターゼ活性またはTRX mRNAおよび蛋白質発現に影響を与えなかった。本知見から,内皮糖尿病様環境では,パリカルシトールおよびカルシトリオールは炎症経路に関与する遺伝子発現を著しく低下させることを示した。このin vitro研究では,TRX抗酸化剤系は関与しないと思われる。パリカルシトールとカルシトリオール間で見出された異なる効果はビタミンD受容体活性化の選択性を反映するかもしれない。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ビタミンD  ,  細胞膜の受容体  ,  代謝異常・栄養性疾患一般  ,  細胞生理一般 

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