文献
J-GLOBAL ID:201202213070838754   整理番号:12A0333481

浄化槽におけるCH4,N2O排出量に及ぼす原水流入変動と嫌気-好気循環の影響解析

Effect of Influent Fluctuation and Anaerobic-Aerobic Circulation on CH4 and N2O Emissions in Johkasou
著者 (4件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 27-32 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: U0148A  ISSN: 1881-3690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
小規模分散型の生活排水処理システムである浄化槽は,1日における流入水量の変動が大きいことから,温室効果ガス排出量も1日のうちに大きな変動を有していると考えられる。そこで,20°Cの恒温実験室において5人槽の浄化槽を2基稼働し,一方のみ嫌気-好気循環運転を行った。1日の原水流入パターンに合わせて温室効果ガスであるCH4,N2Oの排出量を24時間モニタリングした結果,両系ともに原水の流入に伴ってCH4,N2O排出量が大幅に増加したことから,正確な排出量の評価には,1日の変化全体を捉えることが必要であると考えられた。また,CH4,N2O排出量を比較すると,嫌気-好気循環を行うことにより,嫌気-好気循環を行わない場合に比べてそれぞれ72%,54%程度,総排出量(CO2eq)で68%程度排出量を削減できることが明らかとなった。すなわち,嫌気-好気循環運転は窒素除去を可能とするのみならず,温室効果ガス排出量の削減にも寄与することが示唆された。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境問題  ,  下水,廃水の生物学的処理 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
引用文献 (17件):
  • 1) 国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィス編 環境省地球環境局地球温暖化対策課監修(2010)国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィス「日本国温室効果ガスインベントリ報告書」,545pp.,独立行政法人国立環境研究所,茨城.
  • 2) 蛯江美孝,徐開欽,岡城孝雄,山崎宏史(2010)浄化槽を中心とした液状廃棄物処理フローにおける温室効果ガス排出量の現状と課題,月刊浄化槽,407,23-27.
  • 3) 増田周平,西村修(2010)水処理工程におけるN2Oの発生特性,用水と廃水,52(2),41-54.
  • 4) 平出亮輔,中島智史,中島英一郎,鈴木善三,川嶋幸徳(2005)下水道施設から排出される地球温暖化物質(CH4,N2O)排出インベントリーの算定と排出抑制技術,下水道協会誌,42,97-109.
  • 5) 濱田武志,古田祐介,井上大介,石垣智基,惣田訓,池道彦,山田正人(2010)8箇所のコミュニティ・プラントの温室効果ガス排出量の調査,用水と廃水,52(6),58-65.
もっと見る

前のページに戻る