抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生簀や養殖用網かごなどの水産施設の構成要素として,多くの球型ブイを連続してつないだ連続球型浮魚礁が多用されている。本研究では,水産施設の合理的設計法を得るための基礎資料として,連続球型浮魚礁の流体力学的特性を調べた。連続球の模型を用いて,球の大きさや個数を変化させて球を連ねたときの流水抵抗を回流水槽において測定した。その結果,連続球においては,球の個数が2~3個の場合,抵抗係数が減少し,3個以上で増加し始め,5個の場合に1個の場合とほぼ同じ抵抗係数になった。さらに,5個以上で連ねた場合,球の個数に比例して,流水抵抗も直線的に増加するが,その比例係数は約0.09と非常に緩やかであった。一方,2球の間隔を変化させた間隔球では,2球の間隔を離していくと,抵抗係数は急速に増加し,その間隔が球の直径の2~3倍の時,2球が独立した状態となることが示唆された。