抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福岡市では平成18年度の市民アンケートにおいて水道水を不安と感じる理由の5割近くにカルキ臭がその要因としてあがっていた。平成19年度,連続自動水質監視装置(以下,水質モニター)3台が乙金浄水場配水エリアに試験設置されることから,残留塩素の低減化に取り組み「過不足ない残留塩素管理」(給水栓末端で0,1mg/Lを担保した上での必要最低限の残塩確保)による水質向上を目指した。その後,平成21年度からは残塩管理の最適化に着手,1)マニュアルを作成し管理を標準化。2)濾過池の全池遮光。3)後次亜注入の追加による二段階制御。4)場内残塩計の精度向上に取り組んだ。その結果,平成21年度の当浄水場における配水残塩平均値は,取り組み以前の平成18年度と比較して26%低減し,目標値±0.05mg/Lを達成する割合は94%から97%に改善した。また,濾過水での総トリハロメタン生成量の低減(日中における生成量の時間平均で35%減)が確認された。(著者抄録)