抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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社会インフラ分野の制御用コンピュータは,高い信頼性に加えて耐環境性やメンテナンス性も備えていることが求められる。また,汎用パソコン(PC)やサーバなどの処理の高速化やデータの大容量化に伴い,産業用途向けの製品においても高速処理性能を必要とする分野が増加してきている。東芝は,第3世代インテルCore i7プロセッサーを業界で初めて搭載し,高速・大容量処理のニーズに対応したスリム型産業用コンピュータFA2100SS model500を開発した。CPUの処理性能は従来機種に比べて約4倍に向上しており,USB(Universal Serial Bus)3.0やPCI Express3.0など最新の高速インタフェースや,高性能オンボードグラフィック機能を搭載することで,大容量データの高速処理を実現している。更に,これまで蓄積した設計ノウハウにより,信頼性や耐環境性の維持と向上を実現している。また,産業機器として求められるRAS(Reliability,Availability,Serviceability)機能や,メンテナンス性及び長期の製品サポートなどは従来機種から継承しており,社会インフラ分野向けの製品として,安定した運用を長期にわたり提供できる。(著者抄録)