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J-GLOBAL ID:201202213475471785   整理番号:12A1162161

1973年~2010年の中国南東部における長期大気視程傾向

Long-term atmospheric visibility trend in Southeast China, 1973-2010
著者 (6件):
資料名:
巻: 59  ページ: 11-21  発行年: 2012年11月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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中国南東部(福建省全域,浙江省南部,江西省東部,広東省北東部)の粒子状物質(PM)汚染は急速な産業開発と都市化のため悪化しており,大気視程に悪影響を与えている。大気視程傾向の特徴付けは都市と農村部の大気質障害に対するPMの影響評価に重要である。視程の長期傾向を国立気象データセンターデータベースの気象データに基づいて1973年~2010年の期間について解析した。大気減衰と大気汚染インデックスの関係を検討した。さらに,視程に対する近年の環境政策の効果も検討した。結果は視程が本地域の94%のステーションで低下し,省のステーションで全期間に-3.1km/10年の最大減少だった。17ステーションすべての平均視程(すなわち地域平均)は-2.0km/10年の割合で減少し,38年の平均は18.1kmだった。全期間で,郡と省のステーションは視程において類似の変化パターンと傾向を有していたが,都市のステーションは最小の悪化傾向だった。地域平均視程は,全期間を比較すると,1988年以前は良好だったが,1993年以降は不良で,1988年~1993年が移行期間だった。最悪の20%と50%と最良の20%の地域平均視程はそれぞれ13.1と17.8と23.0kmの平均で,-1.6と-2.0と-2.4km/10年の割合で減少した。2000年~2010年に日次乾燥減衰係数はAPIと正に相関し,厦門と汕頭についてそれぞれ0.42と0.43のリニアR2値であり,大気汚染が中国南東部の視程障害の原因でありえることを示唆した。近年の政策効果における解析は,視程変化が産業SO2除去と環境汚染制御における総投資(TIEPC)と緑地面積と産業粉塵除去を含む環境処理変数と有意に正に相関したが,産業粉塵排出とは有意に負に相関した。視程に対するTIEPC寄与に対するタイムラグ効果を見いだした。継続的で効果的汚染制御戦略,特に環境制御と汚染物質排出低減における投資増加が中国南東部での大気視程低下への対策に必要であることが示唆される。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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粒状物調査測定 
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