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J-GLOBAL ID：201202213478285168   整理番号：12A0340541

フロセミド-ニコチンアミド1:1共晶の多形と水和物

Polymorphs and a Hydrate of Furosemide-Nicotinamide 1:1 Cocrystal

著者 (8件)： UETO Takamitsu (Chugai Pharmaceutical Co. Ltd., Shizuoka, JPN) ,  UETO Takamitsu (Toho Univ., Chiba, JPN) ,  TAKATA Noriyuki (Chugai Pharmaceutical Co. Ltd., Shizuoka, JPN) ,  MUROYAMA Norihiro (Rigaku Corp., Tokyo, JPN) ,  NEDU Akimitsu (Rigaku Corp., Tokyo, JPN) ,  SASAKI Akito (Rigaku Corp., Tokyo, JPN) ,  TANIDA Satoshi (Chugai Pharmaceutical Co. Ltd., Shizuoka, JPN) ,  TERADA Katsuhide (Toho Univ., Chiba, JPN)
資料名： Crystal Growth & Design  (Crystal Growth & Design)
巻： 12  号： 1  ページ： 485-494  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： W1323A  ISSN： 1528-7483  CODEN： CGDEFU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フロセミド-ニコチンアミド(FS-NCT)の1:1共晶を合成し,粉末X線回折(PXRD)によって構造解析した結果,5種類の無水多形(I~V)と1種類の水和物の存在することがわかった。FSとNCT分子の立体構造および超分子シントンの構造には多形構造の相違点が見られる。この差が多形の結晶構造の多様性をもたらしている。共晶中に多数の多形が存在するという事実は他の活性薬剤成分と同様に共晶も多形スクリーニングと特性化が重要であることを示唆している。スラリー変換実験によって25°Cにおいて最も安定な多形を決定することができた。この結果は融解熱則によって決定した熱力学的安定度の順序,I>III>II>V>IV,と一致した。スラリー変換は共晶の最も安定な形を決定するために有効な方法である。水和物と脱水物間の構造変化を観測した。水和物は水分子のチャンネルをもち,脱水して構造収縮し,NCT分子の立体配置がピリジン環のひねりと共に変化してIV形になった。

シソーラス用語： *共晶 ,  化学合成 ,  X線回折 ,  *結晶構造 ,  単斜晶系 ,  格子定数 ,  *多形 ,  溶媒効果 ,  水 ,  水和物 ,  立体構造 ,  超分子 ,  分子集合体 ,  *安定性 ,  *水素結合 ,  芳香族アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  スルホンアミド ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族塩素化合物 ,  アミノカルボン酸 ,  第二アミン ,  窒素複素環化合物 ,  カルボアミド ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族ニトリル ,  脂肪酸 ,  カルボン酸エステル ,  脂肪族ケトン ,  エーテル ,  環状エーテル ,  アルキルベンゼン ,  脂肪族カルボン酸 ,  脂肪族塩素化合物 ,  ビタミンB群

分類 (3件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  分子化合物の結晶構造  (BK09050T) ,  物理薬剤学  (GY01012A)

物質索引 (17件)： フロセミド ,  ニコチンアミド ,  エタノール ,  2-プロパノール ,  1-ブタノール ,  アセトニトリル ,  酢酸エチル ,  酢酸プロピル ,  酢酸ブチル ,  アセトン ,  メチルエチルケトン ,  メチルイソブチルケトン ,  (tert-ブチル)メチルエーテル ,  テトラヒドロフラン ,  トルエン ,  ジメチルホルムアミド ,  ジクロロメタン

タイトルに関連する用語 (5件)： フロセミド ,  ニコチンアミド ,  共晶 ,  多形 ,  水和物