抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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原子力発電プラントにおいては,保全に対して多くの資源を投入しており,筆者も含めた多くの関係者は,他産業に比べれば充分に緻密で高い安全性を確保出来ているものと思っていたのである。ところが,東北地方太平洋沖地震によって生じた津波の大きさは,設計時の想定を大きく超え,全交流電源喪失からシビアアクシデントに至ってしまった。これは基本的には設計の問題であって保全の問題ではないものの,そこから得られる教訓には保全活動にフィードバックすべきものも多々有る。本稿では,その事を念頭に置きつつ,原子力分野以外にも共通するプラント検査のあり方に関する要素技術と,日本保全学会における保全体系化の取り組みについて紹介する。