抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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黒潮周辺海域のChl-a濃度の年変動の特性を理解するため,比較的同一特性の水塊内でChl-a濃度の年変動(1998-2007年)について整理した。日本南岸域を代表する水塊の分布域として,黒潮流軸域,黒潮内側域,黒潮外側域に区分し,また潮岬の経度を境界として東部および西部に海域分けを行った。そして,植物プランクトン現存量が増加する時期(高Chl-a期)の年変動を調べるため,高Chl-a期の開始日,最盛日,終了日を指標化した。主な結果として,黒潮内側域の高Chl-a期における平均Chl-a濃度の各年平均は0.68mg m-3(西部),0.7mg m-3(東部)と,東部海域で高く,また年変動が大きかった。また,黒潮流路の接岸頻度が高い年に東部海域のChl-a濃度が上昇する傾向が顕著であった。(著者抄録)