抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大規模地震に対する水力発電設備の耐震性能照査は,一般には解析的手法により行われる。一方で,地震時の水力発電設備の被災事例は限定的であり,このためこのような解析的手法の検証は十分ではない。また,耐震性能照査の対象設備の種類や構造形式は多いが,ダムを除く設備に関する地震観測事例はほとんどなく,その振動特性については他の類似構造物により推定されるのみである。本報告は,計測が簡便な常時微動計測を適用して,種々の水力発電用水路設備の基本的な振動特性を把握するとともに,これら構造物の耐震性能照査において用いる解析手法の検証として,常時微動と解析から評価される基本振動特性を比較した。(著者抄録)