文献
J-GLOBAL ID:201202213635551462   整理番号:12A0822493

ポリオウイルス根絶戦略における定量的環境サーベイランスの実現可能性

Feasibility of Quantitative Environmental Surveillance in Poliovirus Eradication Strategies
著者 (6件):
資料名:
巻: 78  号: 11  ページ: 3800-3805  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: A0427A  ISSN: 0099-2240  CODEN: AEMIDF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
世界ポリオ根絶構想の進歩は,選択地域の環境サーベイランスで補足する急性の弛緩性麻痺(AFP)のサーベイランスによりモニターされている。環境サーベイランスの感受性を評価するために,オランダで血清陽性率が低くてワクチンを再接種した年配の人から便を採取し,同時に下水からも便を採取して,解析した。228名の免疫レベルの異なる健常者に対して,経口ポリオワクチン(1価,血清型1または3)を接種した。ポリオウイルスに感受性のあるL20B細胞に対する糞便懸濁液の力価によりポリオウイルスの濃度を求めた。また,下水のポリオウイルスはL20Bの単層プラークアッセイにより濃縮した。被験者の45%が接種後3日でポリオウイルスを放出し,57%が8日目で最大量のポリオウイルスを排出した。ポリオウイルスの排出は次第に減少し,42日目には5%以下であった。下水中のポリオウイルス濃度は6から8日目に最大(約100PFU/l)になり,14日まで高い値であったが,しだいに減少し,29日目には10PFU/l以下になった。下水中のポリオウイルス濃度は,糞中の最初のウイルス排出量と近かった。従って,感染はしているが症状の無い100名の被験者についての検出感度は1000分の10であった。下水中のポリオウイルス濃度にはもう一つのピークが認められたが,エンテロウイルスまたはAFPサーベイランスが逃した二次感染を示している。従って,環境サーベイランスによるポリオウイルスの検出は可能であり,初期警報システムとして実現可能である。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物検査法  ,  感染症・寄生虫症の診断 

前のページに戻る