抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電力需要家の視点から,現電力システムの状況,スマートグリッドや再生可能エネルギー導入の意義,方向性を報告した。先ず,電力システムの分類,体系化に関し,タイプ1:現事業者が運営する電力システム,タイプ2:スマートグリッドへの展開,タイプ3:再生可能エネルギーにより分散型発電を行うもの,タイプ4:小規模な分散型発電を自ら設置し,自律的に電力制御を行うものの4つを報告した。更に,スマートグリッドと市民に関し,タイプ1や2では,市民は電力を消費するのみで,電力システムにおける「市民権」を持っていないことを報告した。また,再生可能エネルギーと市民に関し,タイプ4は電力システムのパラダイムシフトを目指した大きなチャレンジであることを報告した。加えて,エネルギーの情報化:市民によるスマートエネルギーマネジメントに関し,筆者の研究グループでは,タイプ4の電力マネジメントシステム実現を目指し,「エネルギーの情報化」を提唱し,研究開発,実証実験を進めていることを報告した。