文献
J-GLOBAL ID:201202213820524323   整理番号:12A1238258

OFDM伝送システムにおけるWSSUSモデルを用いた無線回線推定法

著者 (4件):
資料名:
巻:号:ページ: 9-15  発行年: 2012年03月31日 
JST資料番号: L7323B  ISSN: 2185-5587  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,第4世代携帯電話システムで用いられるOFDM広帯域伝送の実現に用いる無線回線推定方法に関して,新しい方法を提案し,従来方法と共に提案方法の性能をシミュレーションにより評価した。従来方法では雑音を除去するためにIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)を用い無線回線の遅延プロファイルを求め,その信号の一定レベル以下の信号を切り取るために,参照信号の一部が除去され回線推定の性能が劣化する課題がある.提案方法ではWSSUS(Wide Sense Stationary Uncorrelated Scattering)モデルを用いて回線特性の推定を行う.本方法は,WSSUSモデルを用いて参照信号周波数点での受信参照信号と上記モデルの出力信号の差の絶対値の2乗和を最小にするように,WSSUSモデルの各パラメータを逐次近似法を用いて求めることにより無線回線特性を推定する.本方法を帯域幅20MHzの第4世代携帯電話システムの仕様ならびに移動速度120Km/hの都市環境で従来方法と比較評価した結果,QPSK/16QAM/64QAMの各1次変調でターボ符号を用いない場合において,BERが10-2の評価点で,雑音抑圧を施さない場合に比べて,従来方式ではEb/N0が1.0~0.1dB,提案方式では2.6~5.0dB改善できた.また回線特性が既知の場合からの劣化は,雑音抑圧を施さない場合では3.6~5.0dB,従来方法では1.7~5.0dB,本提案方法では0.2~0.9dBとなり最小に収めることができた.一方ターボ符号を用いた場合の評価では,Eb/N0が8dB以下の伝搬特性の厳しい場所で,提案方式は雑音抑圧を施さない方法及び従来の推定方法に比べ約2倍のスループットを達成出来た.また,4×4 MIMOを用いて100Mbps伝送が可能な25Mbps点において,提案方法は従来方法に比べEb/N0を2.1dB 改善でき,無線回線特性が既知の場合からの劣化を0.22dBに収めることができた.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
信号理論 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る