文献

J-GLOBAL ID：201202213823329564   整理番号：12A0413210

結合組織成長因子は腎臓メサンギウム細胞においてTGFβ1/Smadシグナル伝達に拮抗する

Connective tissue growth factor antagonizes transforming growth factor-β1/Smad signalling in renal mesangial cells

著者 (8件)： O’DONOVAN Helen C. (Univ. Coll. Dublin, Dublin, IRL) ,  HICKEY Fionnuala (Univ. Coll. Dublin, Dublin, IRL) ,  BRAZIL Derek P. (Queen’s Univ. Belfast, Belfast, GBR) ,  KAVANAGH David H. (Queen’s Univ. Belfast, Belfast, GBR) ,  OLIVER Noelynn (FibroGen, CA, USA) ,  MARTIN Finian (Univ. Coll. Dublin, Dublin, IRL) ,  GODSON Catherine (Univ. Coll. Dublin, Dublin, IRL) ,  CREAN John (Univ. Coll. Dublin, Dublin, IRL)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 441  号： 1  ページ： 499-510  発行年： 2012年01月01日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 糖尿病性腎症に関与するTGFβ1の情報伝達ネットワーク相互作用を調節する結合組織成長因子(CTGF)の役割を解明するため,TGFβ1とCTGFの協調的情報伝達とその生理学的重要性を検討した。メサンギウム細胞においてCTGFはTGFβ受容体IIと結合して,TGFβ1 Smad依存性細胞内輸送及び転写活性を負に調節した。またCTGFのVWC(von Willebrand反復C型)ドメイン/ドメイン2はTGFβ情報伝達応答を調節した。CTGFとGFβを同時処理したメサンギウム細胞における遺伝子発現の相違を観察した。CTGFはTGFβシグナル伝達をSmad依存性からSmad非依存性へスイッチすると考えられる。TGFβ1とCTGFの強調的シグナル伝達クロストークは線維症の進行に関与するとの仮説を支持した。CTGF指向性治療の可能性を示唆した。

シソーラス用語： *メサンギウム細胞 ,  *成長因子 ,  結合組織 ,  IGF結合タンパク質 ,  拮抗作用 ,  *TGFβ ,  DNA結合タンパク質 ,  アダプタータンパク質 ,  転写因子 ,  *細胞情報伝達 ,  *糖尿病性腎症 ,  von Willebrand因子 ,  *腎臓病 ,  *線維症
準シソーラス用語： CTGF ,  SMAD ,  *TGFβ1 ,  *結合組織成長因子 ,  *腎線維症

分類 (2件)： 泌尿生殖器の基礎医学  (GM01020T) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (7件)： 結合組織成長因子 ,  腎臓 ,  メサンギウム細胞 ,  TGFβ1 ,  SMAD ,  シグナル伝達 ,  拮抗