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J-GLOBAL ID：201202213961173311   整理番号：12A0712164

異なる温度環境下における膨張モルタルの膨張性能と水和生成物の関係

EXPANSION PROPERTY AND HYDRATION PRODUCTS OF EXPANSSIVE MORTAR AT DIFFERENT TEMPERATURES

著者 (4件)： 小林晋吾 (岐阜大 大学院工学研究科) ,  小澤満津雄 (岐阜大 工) ,  栖原健太郎 (電気化学工業) ,  森本博昭 (岐阜大 工)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 65  ページ： 95-102  発行年： 2012年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンクリートの体積変化に伴うひび割れの抑制に使う膨張材の,ひび割れ抑制効果を推定するためには,膨張コンクリートの膨張性能を,定量的に評価することが重要である。膨張材を用いたセメント系材料の,力学的特性の検討と化学的な検討とを結び付けて,検討した報告は少なく,温度依存性についての検討が不十分である。本研究では,仕事量一定則に着目し,膨張ひずみの評価方法を提案する基礎的な資料を得るために,20°C,30°C,50°Cの温度一定条件下において,膨張材を添加したモルタルの一軸拘束試験を実施した。さらに,各材齢で,熱分析・SEM観察を行い,膨張性能と水和生成物の生成状況との比較を行った。その結果,膨張性能に温度依存性が示唆され,高温環境下で膨張性能の低下を確認した。

シソーラス用語： 構造物 ,  コンクリート構造 ,  変化 ,  抑制 ,  亀裂 ,  コンクリート混和材 ,  膨張コンクリート ,  *モルタル ,  熱分析 ,  観察 ,  走査電子顕微鏡 ,  温度依存性 ,  *性能 ,  *膨張 ,  作業負荷 ,  材料 ,  環境 ,  コンクリート構造物
準シソーラス用語： SEM観察 ,  ひび割れ抑制 ,  仕事量 ,  *水和生成物 ,  体積変化 ,  膨張ひずみ ,  *膨張モルタル ,  膨張材 ,  *膨張性能 ,  セメント系材料 ,  仕事量一定則 ,  高温環境

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (12件)：

• 1) 日本コンクリート工学協会:膨張コンクリートによる構造物の高機能化/高耐久化に関するシンポジウム(2003)
• 2) 辻幸和:コンクリートにおけるケミカルプレストレスの利用に関する基礎研究、土木工学会論文報告集、No.235、pp.111-124(1975)
• 3) 土木学会:コンクリートライブラリー75、膨張コンクリート設計施工指針(1993)
• 4) 大門正機・坂井悦郎[編]:社会環境マテリアル-セメント系材料の使命と持続可能な社会-、技術書院、pp.189-197(2009)
• 5) 盛岡実ほか:カルシウムサルホアルミネート系膨張材の水和反応、セメント・コンクリート論文集、No.52、pp.2-7(1998)

タイトルに関連する用語 (5件)： 環境 ,  膨張モルタル ,  膨張 ,  水和 ,  生成物