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J-GLOBAL ID:201202213978330550   整理番号:12A0223072

ヒト造血分化におけるプロモーターDNA脱メチル化反応に関する展望

A promoter DNA demethylation landscape of human hematopoietic differentiation
著者 (18件):
資料名:
巻: 40  号:ページ: 116-131  発行年: 2012年 
JST資料番号: D0242C  ISSN: 0305-1048  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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高等動物の個体発生に際して,全ゲノム規模遺伝子発現の組織的協調的調節が細胞運命決定の複雑なロジスティックスを方向づけることが知られている。しかし造血に特異的な遺伝子発現プログラムを規定するグローバルな機構は不明である。本論文はプロモーターDNAの脱メチル化が造血特異的遺伝子の活性化に関与することを示した。全ゲノム規模のプロモーターメチル化ミクロアレイを用いて,ヒト胚幹細胞におけるプロモーターDNAメチル化により抑制される694個の造血特異的遺伝子を同定し,造血におけるメチル化の欠失が遺伝子発現と関連することを見出した。さらにプロモーターメチル化と遺伝子発現の関連性をCD34を含む多種の造血特異的遺伝子で調べたところ,DNA脱メチル化は遺伝子活性化にとって常に十分条件にはならないことが判った。プロモーター脱メチル化は胚発生初期または造血分化後期のどちらかで生じる。CD34+の造血幹細胞前駆体(HSPCs)由来の多能性幹細胞(iPSCs)の全ゲノム規模のプロモーターメチル化状態を分析すると,造血性免疫系の遺伝子発現を調節するDNAメチル化の役割が明確になり,これらの遺伝子プロモーターメチル化が幹細胞形質に関連することを示した。結論として,得られたデータはプロモーターDNAの脱メチル化が造血画分内における組織/細胞特異的な全ゲノム規模遺伝子調節にある種の役割を持つことを示唆する。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
造血系  ,  遺伝子発現  ,  発生と分化 

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